富嶽百景2007

2007年01月05日

 新春の富士山を見たくなっちゃって、5日、朝5時起きで、伊豆半島西海岸を、南の松崎町から北の沼津市まで70キロ走った。
 松崎町からの富嶽は、朝日を受けて東側斜面の冠雪が淡いオレンジ色に染まり、眼下の海は夜がまだ残っていて濃い藍色だ=写真下。道を走る車はなく、冷気が胸に染み入った。

富士 縦.jpg
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 雲ひとつなかった。澄み切った青い水が、空いっぱいに広がり、
あっ、真っ白な絵の具が一粒落ちて動いてる、と思ったら、それは軽飛行機なのだった。
 天然の良港、戸田漁港の、松に覆われた岬の向こうに見える富嶽も乙でげす=写真下

fuji heta
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 「出会い岬」に着いた時にはもうすっかり朝だった。
 富嶽の南東斜面で宝永4年(1707)に起きた「宝永大噴火」によって出来た寄生火山の宝永山(2693m)とその西側にえぐれたようになった巨大噴火口がくっきりと見える=写真下。爆発で斜面が吹き飛んでしまった跡だ。この噴火で、江戸の街には熱い火山灰が降り積もり、厚さ4センチになった、という記録が残されている。
 「出会い岬」は、右側の富士から左へ、富士市の工場地帯、南アルプスの北岳(3192m)、茶臼岳(2604m)、三保、清水市などが一望できるいい場所だ。

fuji 2 kukkiri
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 女の子3人を富士の前に並ばせて、お母さんたちが写真を撮っていた=写真下。案内の宿のマイクロバスの運転手さんが、それを見てふくみ笑い。おれも笑っちゃった。
 富士には、女の子たちがよく似合う。月見草よりも…、ってか?

fuji kodomo
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 その先に、「煌きの丘」ってのがあって、車を止めて下を見ると、海だか池だか分からない、静かな水の景色があった=写真下

ike
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 斜面をジグザグに降りてゆく小道を歩いて20分。たどり着いて看板を見ると、それは、海跡湖(かいせきこ)「明神池」で、水面下2mの池の底が、海面の水位と同じ高さの淡水の池。昔は海の湾だったが、黒潮で運ばれた土砂により1500年ぐらい前に陸封され、淡水池になった。鯉や草魚など、魚影豊かな池なのだそうだ=写真下

野地坊主.jpg
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 おれはなぜ、富士山がこーんなに気になるのかねえ?
って、帰りの車ん中でつくづく思っちゃったね、あたしゃ。
 だって朝から7時間あまり、富嶽百景を求めて車で走り回ったんだもの。
 そうだ、大学生の頃、年末に富士山の写真12景を使ったカレンダー買った友人に、「右翼みたいだな」って言っちゃったんだよ、あたしゃ。

 今朝5時、目覚ましで起きて時計見たら、赤い秒針が1秒ずつ刻むのを急によしちゃって、30秒から45秒へといきなり飛んじゃった。

シュールな日だったよなぁ。今日は。

fuji3 south Alp. yokonaga
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posted by Jiraux at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | news 日々憤怒
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