東京の魚河岸、築地には、
昔の、粋なしきたりの痕跡が残っている。
千社札(せんじゃふだ)=写真下=は、そのひとつに数えてもいいんじゃないか。
千社札とは、ふつう、千社詣でをする人が、自分の名・屋号・住所などを趣向を凝らして刷った記念の小さな紙札で、社寺の柱などに貼りつけるが、
築地の千社札は、趣がちょっと違う。
長さ30a、幅10aぐらいの木の板に名前が彫り込んである。
新たに開店する料理屋などに、出入りの卸業者、友人、隣近所の人々が祝って贈り、店内に飾ってもらったのだ。紙の千社札が発展した感じだ。
戦後しばらくの頃までこの風習は残っていたが、
今ではすっかりなくなってしまった、という。
ここの千社札は、職人技とすぐに分かる見事な彫りである=写真下。
それもそのはず、彫り師は、浅草寺の観音堂の額をも彫ったことのある、名のある人だった。
この千社札100枚近くを店内にずらりと飾った、
「味の・いし辰」=写真下 築地場外 築地4丁目交差点、共栄ビル地階=が30日に閉店する。
で、これらの千社札も店と共に消えゆくことになりそうだ。
「味の・いし辰」は、やがて築地場外の地上に新規開店する予定で、場所を探しているところだというが、
「店のスペースもあるし、また飾れることになっても全部は無理でしょうね」
と、店のお内儀さんが話した。
千社札 築地から消えゆく。 | 2006年09月28日 |
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